イトウ保護連絡協議会

Japanese Huchen Conservation Network

陸上自衛隊矢臼別演習場の砂防ダム問題

計画概要

1.砂防施設設置目的  「別寒辺牛川水系治水砂防施設整備事業」は、陸上自衛隊矢臼別演習場内の演習利用を原因とし発生する河川への土砂流出現象を未然防止するため、演習場境界内に流出土砂の抑制を目的とし砂防ダムを計画している。
 矢臼別演習場内及び隣接には、流域の最上流端を演習場内に発する4河川が流れ別寒辺牛川に合流後、厚岸湖、厚岸湾に至っている。
 矢臼別演習場からの土砂が厚岸湖等に流入した場合、漁業資源に与える被害は甚大となることが予想されることが予想されるため、土砂流出対策として砂防ダムを計画するものである。
2.砂防施設設置場所 陸上自衛隊矢臼別演習場内
(1) トライベツ川(矢臼別演習場境界内の河川下流境界付近)
(2) フッポウシ川(矢臼別演習場境界内の河川下流境界付近)
(3) 西フッポウシ川(矢臼別演習場境界内の河川下流境界付近)
3.砂防施設の工事期間

国(防衛施設庁札幌防衛施設局)の委託工事として平成10年から実施している。
第1期計画(平成10年度~平成20年度)
(1) トライベツ川砂防ダム(平成10年度~平成15年度)
(2) フッポウシ川砂防ダム(平成13年度~平成17年度)
(3) 西フッポウシ川(平成15年度~平成20年度)

(北海道厚岸町役場作成の資料から引用)

各ダムの規模・予算

(1)トライベツ川砂防ダム 堤高5メートル、長さ218メートル、総工費約6億円。
(2)フッポウシ川砂防ダム 堤高4.3メートル、長さ182メートル、総工費約7億円。
(3)西フッポウシ川砂防ダム 堤高4.5メートル、長さ290メートル、総工費約10億円。

(札幌防衛施設局事業部施設対策第一課提供)

位置図地図