イトウは今まさに激減し絶滅の危険にさらされています。

| Home | イトウ保護のための宣言 | 加盟団体のご紹介 | イトウ保護連絡協議会とは? |

第2回風蓮川砂防ダム視察を終えて(視察報告)

視察日:2005年11月4日

視察箇所:白鳥川第4号ダム(S63〜H元)、白鳥川第2号ダム(H2〜H4)

参加者:15名(うち報道1社)

目的:矢臼別演習場内風蓮川水系の砂防ダムのうち、白鳥川の2基について、ダムの影響、イトウの生息可能性、川の現況確認、魚道の有用性について視察した。

視察報告:今回の視察には、イトウに詳しい道立水産孵化場の川村洋司主任研究員、東京農大大学院の笠井文考さんが参加され、適宜なアドバイスをいただいた。

白鳥川第4号砂防ダム地図番号5堤体の高さ:7.6m  長さ:111m

 別寒辺牛川水系トライベツ砂防ダムの状景に近いといえる。ダムの上流は湿地で、小川がいくつも入り込む。

川 幅:3m
水 温:7.7度(下流)

 

 

 
 融雪期や大雨のときは、水位がかなり上がると見られる。(左)

 ダム堤直下(下流)には、アマモ、バイカモの水草が茂る。  さらに、礫床も見られた。

魚類等:調査道具はタモ網と釣具。エゾトミヨ、ヤマべ、フクドジョウを確認


▼白鳥川第2砂防ダム地図番号6 堤体の高さ:9m  長さ:140m  魚道有り
このダムは、白鳥川4号ダムの下流に位置する。
川 幅:3.5m〜4m 水 温:8.1度

 魚道も設置されているが、魚道の入口の高さは45cm。カラフトマス・サケ・イトウなどは遡上できない。ヤマベ・アメマス・ニジマスが上れるかは微妙とのこと。
 また問題点として1.魚道の構造上段差があり、段差の下がたたきになっている為、上るのは難しい。
 2.魚道が堰堤を迂回している。ほとんど機能的ではない。よって、早急な魚道の改良、改修、あるいは、トライベツ砂防ダムのようなスリット化も考えるべきとの指摘があった。
←下流側

↑魚類等:調査道具はタモ網と釣具 ニジマス、スジエビ、ヤマベ、フクドジョウ、エゾトミヨを確認。河床は泥があり、礫床は確認できなかった。


▼まとめ
 4号ダムは、湧水もあり、バイカモが茂る良好な環境といえる。2号ダムは、魚道に問題あり。早急な対策が検討されるべきと考える。
 次回視察は、2006年春、樺沢第2号ダム(H14〜H15)を予定しています。

道東のイトウを守る会(文責 田中 明子)


制作・著作/イトウ保護連絡協議会
(C) 2002-2006 Japanese Huchen Cnservation Network. all rights reserved.