十勝のイトウを守る会
■代表:太田 博樹
■河川:十勝川
■所在地:北海道清水町御影南7線58御影の滝山女魚園内
■TEL:01566-3-2533
「現段階で絶滅宣言をしてもおかしくないでしょう」
広大な十勝平野を潤す道内第2位の大河である十勝川。この川で昨夏、イトウの生息調査が行われ、あまりにも衝撃的な結果が浮き彫りになった。この川ではすでにイトウの産卵は行われておらず、今いる個体が死んでしまえば、完全に絶滅してしまう状態だという。北海道を代表する河川から、またもやイトウが姿を消してしまうのか?(「ノースアングラーズ・アイ」より)
イトウ研究者の江戸氏が2000年から2年間、十勝川水系のイトウの調査を行ったところ、稚魚は一尾も確認できず産卵が行われていない可能性が高いことが分かった。産卵が行われていないということは、今いる個体が死んでしまえば、完全に絶滅してしまうことを意味する。十勝川のイトウは、危機的な状態にある……。
「十勝のイトウを守る会」では、現在十勝川水系のイトウの稚魚を育成しています。今後この稚魚を3~4年かけて放流種苗とし、その子供たちを十勝川に戻す活動をしています。
(第5回北海道イトウ保護フォーラム2006 in 斜里パンフレットから)