第23回別寒辺牛川水系トライベツ川スリットダム
第14回風蓮川水系玉川流域第1号ダム楓沢流域第2号ダム視察報告
視察日:2017年5月16日(火)
天 候:雨
参加者:9名(内報道2名)
▼トライベツ川スリットダム
ダム堤から上流域を見る。 | 下流からダム堤を見る。 |
ダム堤から下流域を見る2013年5月 | 2015年5月 |
2017年5月 | 本流が真ん中ではなく右岸に形成 |
▼玉川流域第1号スリットダム
ダム堤から下流を見る。 | ダム堤から上流を見る。 |
下流からダム堤を見る。 |
▼楓沢流域第2号スリットダム
下流からスリットダムを見る。 | ダム堤の左岸側から下流を見る |
下流域。 | ダム堤から上流を見る。 |
▼まとめ
▼まとめ
トライベツスリットダムの上流は良好な状態を保っている。昨年、『下流は横工が撤去され、河川の真ん中に本流が形成されているが、新たに右岸側にも流れができている。深みもあり、今後は右岸側沿いに本流が形成されるかもしれない。』とまとめていたのだが、完全に右岸に本流が形成されていた。ダム直下の右岸側への流れも完全に止まっており、右岸側のため池状態も縮小している。左岸側も流れはない。これで、下流の流れも安定するのだろうか。いえるのは、川が決めることなんだろう。今回、トライベツに入る時、鶴の鳴き声と姿を確認した。おそらく鶴の餌場になっているのだろう。
玉川流域第1号スリットダムは、2015年下流にできた湾曲方の堆積土砂は現状を維持している。右岸側は植生が形成されており流れはなくなっている。左岸側は、水量も増し流れもしっかりしており本流が形成されている。上流は安定。
楓沢流域第2号スリットダムは、上下流共に安定している。
3河川ともに、イトウの遡上には問題はないと思われる。いずれの川も、深みや流れの緩い場所に、複数の稚魚が多数見られ、川の環境は良くなっている。
作図:元内 孝義
写真:飯田 弘己
文責:田中 正
トライベツにて。