第27回別寒辺牛川水系トライベツ川スリットダム
第18回風蓮川水系玉川流域第1号ダム・楓沢流域第2号ダム視察報告
視察日:2019年5月17日(金)
天 候:曇
参加者:6名(内報道2名)
目 的:矢臼別演習場内のトライベツ川、玉川・楓沢各スリットダムについて、各河川がどう姿を作りつつあるのか、現況を確認した。
▼トライベツ川スリットダム
ダム堤から上流域を見る | 下流を見る |
ダム堤から下流域を見る2013年5月 | 2017年5月 |
2018年5月 | 2019年5月 |
トライベツ川スリットダム平面図(2019年5月17日)
▼玉川流域第1号スリットダム
ダム堤から下流を見る | ダム堤から上流を見る |
下流からダム堤を見る | 更に上がった下流からダム堤を見る |
ダム堤直下の遊水地状態を下流から見る |
玉川流域第1号スリットダム平面図(2019年5月17日)
▼楓沢流域第2号スリットダム
下流からスリットダムを見る | ダム堤から下流を見る |
ダム堤から上流を見る | ダム直下コンクリート水路 |
楓沢流域第2号スリットダム平面図(2019年5月17日)
▼まとめ
トライベツスリットダムの上流は良好な状態を保っている。スリットダム下流は、右岸側の本流形成で確定である。それと、ダム直下のコンクリート構築物が又埋まっていた。土の領域が広まってきている。すでに、ダム直下の右岸側への流れも止まり、右岸側のため池状態も縮小。左岸側は従前の左岸と盛り上がった土砂で新たな左岸が形成されると思われたが、完全に埋まっていくようである。下流の流れは、これでほぼ安定するのではないだろうか。
玉川流域第1号スリットダムは、2015年下流にできた湾曲方の堆積土砂は、広がりをみせ、ため池状態が縮小しつつある状態は変わりない。右岸側は植生が形成されており流れはなくなっている。左岸側は、水量も増し流れもしっかりしており本流が形成されている。上流は安定。
楓沢流域第2号スリットダムは、上下流共に安定している。
3河川ともに、イトウの遡上には問題はないと思われる。いずれの川も、複数の稚魚が多数見られ、川の環境は良くなっている。
作図:元内 孝義
写真:飯田 弘己
文責:田中 正